DICTIONARY
用語集
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セルフケア

セルフケアとは、単純に「自分の、自分による、自分のためのケア」と言うことができるかもしれない。しかし、これは言うほど易しいことではない。まず第一に、自分の発するストレスのサインに気づく必要がある。それらは身体感覚や気持ち、また日常生活のパターンや思考パターンの変化である場合もある。対人関係の変化やトラブルの場合もある。いずれにせよ、それに気づき、良い方向(通常はストレスが減る方向)へと変える手を打つ必要がある。

これには、自分をある程度客観視することや、自分を大切にし、愛することなどが必要となってくる。またそれを忙しいときや、職場や家庭での対人関係や責任がある上でやっていくためには、「その中にいても」気づく、手が打てるという能力が必要となってくる。これは上級レベルと言えるが、まずはセルフケア、ストレスケアのための時間を「別に」取るということがもっともやりやすい方法だろう。それには、休憩、休日、休暇などの休みが必要となる。特に子育て、介護、看護など、人の世話をしていると自分のことは後回しになってしまったり、また自分のために時間を取ることに罪悪感を感じてしまうこともあるかと思うが、それでもセルフケアの重要性には変わりがない。

蛇足だが身体感覚に乏しい場合、アレキチミア(alexithymia)という状態であり心身症との関連も言われている。感情は身体を介して感じられることが多いせいもあるだろう。

一定の企業にストレスチェックが課されるようになったことにより、セルフケアは「4つのケア」の一つとして挙げられ、従業員が各自行うことになっている。

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